こんにちは、なつマムです。
今回は、息子の離乳食がなかなか順調に進まなくて悩んでいた私の心に刺さった本や、保健師さん、友人などからのアドバイスをシェアしたいと思います。
こういう問題に関しては、様々なご意見があると思うのですが、今離乳食に悩んでいる方や、これから離乳食期を迎えるママさんに少しでも参考になればと思います。

1.ご飯に興味がない?!我が子
恐らくこの記事を読んでくださっているあなたは、きっと私と同じ「子供が離乳食(ご飯)食べてくれない!」という悩みを抱えているかもしれません。私の息子は、離乳食中期頃から特に本当に食べムラが激しくて、食べる時は結構食べるけど、朝は特に1、2口もしくは全く食べないという事もあります。1日何も食べないということはないですが、1日3食全て完食!なんて事は恐らく一度もありません。
色々と調べたり聞いた中で考えられる要因は・・・?
母乳を飲んでお腹が空いていない

私は母乳が出すぎるタイプで、生まれてからずっと完母でやってきました。1歳半をすぎた今もおっぱい大好き僕ちゃんです。「食べなくてもおっぱい飲めればいいや」という気持ちがあったり、母乳でお腹いっぱいだから食べたくないのかもしれません。もちろん、乳児期の頃のように私の母乳の量も出てはいないと思いますが、お腹が空かないのかも?
そもそも食べることにそんなに興味がない?!

思い返せば私も、小学校低学年までは本当に食べない子でした。私の夫も朝はお腹が空いていないからとほとんど食べないタイプ。
考えてみると、自分はずっと痩せ型だったし、母に聞いても少食だったと言います。夫も、幼い頃は朝食には1時間かかっていたそうですが、今でもその名残か朝はほとんど食べません。
そんな私も成長期の頃には、「食べ過ぎじゃない?!」と周りに心配されるほどに食べるようになったし、今も食べることは大好きです。夫もよく食べる方です。それを考えると、いずれ食べるようになるか!なんて思っています。
ご飯が美味しくない?!

祖父母とも同居していて、食事はみんな揃って食べていることもあり、味の濃い目の食べ物も食卓に上ります。ある程度月齢が上がると、大人の食べ物にも興味を持ち始めます。もちろん、本当に与えてはダメなものや香辛料の入ったものは与えませんが、アレルギーなども考慮しながら、大丈夫そうなものは“食べないよりいいや!”と思って大人の食事も少しずつ食べさせたりしているうちに、子供用の薄味のものはあまり食べなくなってしまいました。もちろん、今でもなるべく味付けは薄めにはしていますが、味よりも栄養バランスや薄味を意識しすぎた時は本当に食べなくて、それはもう仕方がないことだなと思っています。
食べることより遊びたい?!

食べる気でいてもその食べ物が好きでない、と言う時はベーっと吐き出しますが、それよりも「遊びたい」欲が強くて、ちょっと食べると椅子から脱出して遊びに行ってしまいます。よく友人からも、「お腹が空けば食べるよ!」と言われます。その通り、夜になってある程度1日のエネルギーを使った後は、1時間でも椅子に座って食べています。
運動した後の方が集中力がアップ?!

私自身が知育にもよく用いられる積み木にも興味があり、先日、幼児積み木教室の体験に行きました。そこは1歳半から通えるのですが、朝まず教室の始めにはリトミックやマットを使った体操、歌を歌ったりするんです。一通り音楽に合わせて体を動かし、歌って声を出した後、30分間机に座ってひたすら積み木をやります。先生が1つひとつ手渡しをして、積み木の箱の最後の1ピースを埋めさせたり、月齢によってはこの絵のように並べるようにと自由にやらせたり。驚いたのは、2歳の子供でもきちんと椅子に座って集中しているんです!
前置きが長くなってしまいましたが、3分くらいで飽きて席からいなくなってしまう息子を横に、先生に「みんなちゃんと座って偉いですね」と言ったら、「みんな最初からできたわけではありませんよ」と言われほっと一安心。先生によると、『積み木教室と言っても、いきなり朝来て席に座らせて、“はい積み木をやりましょう”と言ってもそれは難しいです。でも最初に体を動かしたり、運動したりすることで集中力が高まり、座って作業することができるようになります』とのこと。食事も同じなのかな?と思いました。友人の子供で、朝起きてすぐ食べる、という子供の話もよく耳にしますが、他所の子は他所の子、うちはうちと割り切ってやってみようと思いました。息子は朝はほとんどお腹が空いていないようですぐには食べませんが、起きて遊んで1〜2時間したら食べたりします。なるほど、と思ったエピソードでした。
2.心に響いた本
そんな悩める母親にとって、先輩ママのアドバイスを聞きたくなります。例えば、年上の子を持つ友人、本、小児科の先生、市の保健師さんや栄養士さん、支援センターの保育士さん、SNS。。。
そんな中で、離乳食の初期の頃に出会いたかった!と思った本があります。それがこちら
離乳食は作らなくてもいいんです。

これは小児科医でご自身も2人のお子さんという工藤紀子先生(@pediatriciankudo)が書いていらっしゃるのですが、Instagramで育児系アカウントのボンベイさん(@bonbei_twinslife)が紹介されていました。
このタイトル「離乳食は作らなくてもいいんです」で、ハッとしました。本を読み進めていくと、むしろ作らない方がいいという内容です。私は作るのが苦痛だったわけではありません。でも、せっかく手間をかけて作った食事もポイっと投げられたり、口からベーっと吐き出したりされるのを繰り返しているうちに心が折れたり、作っている時に泣いちゃったりして「ちょっと待ってー!」とイライラしてしまったり、、、。ただでさえ初めての育児で神経すり減らしている時に、こういうちょっとしたキッカケでなんか泣けてきたりすることもありました。
それなら、栄養バランスも整っていて、30秒であげられて、夏場も雑菌とかの心配も要らない安心な市販のものを使ったっていいじゃん!!という話。アメリカでは、むしろベビーフードを買って与える方が当たり前なのだそうです。

写真引用元:和光堂公式ホームページ
(手作りの離乳食を作りたい、それが愛情や!と思う方はそれでいいと思うんです。それができるのならとても素晴らしいと思います。)
この本を読んでから、離乳食は半分かそれ以上は市販のものを使っていました。それにより、今まで時間をかけて作っていた調理の時間は子供との時間やそれ以外の家事をする時間に回すことができて心に余裕ができたし、自分が作ったものじゃないから投げられてもそこまで傷つかないし、栄養も摂れるし、良いこと尽くしでした!この本にもっと早く出会いたかった・・・
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小児科医のママが教える 離乳食は作らなくてもいいんです。 [ 工藤 紀子 ] 価格:1,430円 |

家事なんて適当でいい!

これは既述したインスタグラム育児系アカウントのボンベイさんの著書。(この中で上記の工藤先生の本が紹介されていました。)
離乳食が後期にもなると、だんだんと幼児食、あるいはほとんど大人の食事に近づいてきますよね。そうすると、息子は市販の離乳食のドロドロが嫌になってきたりしてそれも食べなくなりました。それからは、大人の食事の味付け前に少し取り分けて、息子の分の味付けだけちょっと薄めにしたり、香辛料を入れる前に取り分けてあげたり。
そうなると気になってくるのが、栄養バランス。この本で書かれていたのが、
栄養バランスは1週間で考えれば良い
のだそうです。これは農林水産省のホームページから抜粋した文言なので、口から出まかせではありませんよ。市町村の保健師さんにも、1食1食の中で栄養バランスをとるのは難しいし、作っても偏ったものしか食べなかったりするけど、栄養は3日〜1週間のスパンで考えれば大丈夫ですよ、と言われたことがあり、心が軽くなったのを覚えています。
他にもこんな言葉・・・
週に4日は豚汁とごはん
極端な例かもしれませんが、豚汁って、豚肉、ごぼう、人参、どうふ、ねぎ、きのこ、そして発酵食品の味噌も入ってる!これはボンベイさんがご飯を食べない対策として載せているものではありませんが、考え方として共感できたので、それでいいんだ!と思えた言葉です。私の息子も沢山野菜とお肉の入ったトマトソースが大好きで、それだけはよく食べます。たまに変わったメニューを・・・というのは親心ですが、変わったものを作ってもなかなか食べてくれません。食べないよりいい!ので、私もそれはほぼ毎日食べさせてます。
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価格:1,430円 |

3.心に響いた言葉
周りの大体の子は1歳すぎて母乳・ミルクをやめてご飯がメインになっているのに、息子はまだ母乳の方が好きでなかなか離乳食が進まないことに焦ってしまい、断乳した方がいいのか?相談しに産院の母乳外来に行った時のことです。助産師さんに相談すると、笑顔で、
・いいじゃん!母乳は飲みたいだけ飲ませていいのよ〜私の子も3歳まで飲んでたよ〜笑。
と言われました。それまでは、母乳をやめれば食べるのかな、と思っていたので、なんかハッとさせられました。確かに、母乳をやめると食べるようになるというのもよく耳にしますが、そうとも限らないのだそう。またその他、
・食べさせよう、食べさせようとして、顔がこわくなってるのかも?!
あ、そうかも・・・と思いました。もしかしたら、お腹が空いてないのに食べなければいけない空気感もプレッシャーを与えていたのかな?と反省しました。
3人の子育てをしてきた友人には、
・食べない子は食べないよ〜でもお腹けばいずれ食べるから!大丈夫!
とてもシンプルな言葉ですが、3人の子もそれぞれ個性があり、お兄ちゃんは食べなかったけど下の子は食べるそうで、生まれ持った個性もあるんだなと思いました。
4.まとめ
いかがでしたか?他にも色々な助言をもらいましたが、賛否両論あると思うので今回はこのあたりで。
少しでも、悩んでるママさんに参考になればと思います!